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松濤美術館
だいぶ前ですが、
フィールドワークの渋谷エリア回にて訪れた松涛美術館。
(ミヤシタパークのブログ⇒★)
(戸栗美術館のブログ⇒★)
(ちなみに、、ほんまもん(?笑)の打ち込みタイルはこちら⇒★)
松涛美術館の設計は、建築家、白井晟一。
白井晟一は”哲学的な建築家”といわれています。
この美術館は小規模ながら
文化的に豊かで落ち着いた空間がつくられていて
今でもとてもファンが多い建築のようです。
エントランス正面の少し赤みがかった石材は、
白井氏が自ら、韓国から輸入したもの。ダイナミックなゴツゴツ感。
内部。
渋谷区松濤は高級住宅街で
地上部分は2階までしかつくれないため
地下に2階をつくり、中央部が吹き抜けています。
外側に極力窓をもうけず、内側(吹抜け側)に開口して採光する仕組み。
こちらは、撮影okだった展示室、公募展が開催されていました。
この美術館は公立ですが
室内調度品がハイクラス。
ミースファンデルローエの、バルセロナチェアのオットマンが
館内のいたるところに置かれています。
もちろん全部ホンモノよ~~~
当時の渋谷区の担当者は度肝をぬかれたそうです。笑
第二展示室(サロンミューゼ)も展示があり入室できたのですが
そちらは撮影NG・
その部屋は絨毯張りで、壁もベルベット張りですごかった!!
天井高もぐっとおさえられて、高級感漂う
印象的な空間でした。
「ムリして自動車など買うくせに、ひどい家具で満足しているような日本人の生活がこのままでいいとは思えない。最高のものをあたえ、知らせれば、人間の中身まで変わってくるんだ」白井晟一
公共施設だからこそ
本当に良いものをもちいて
日本人の心に提起する、
そんな白井晟一の情熱を感じる美術館でした。