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長期優良住宅とは

2016/04/08

前回の

「住宅の資産価値」のテーマに引き続き

今回のテーマは、こちら。

 

「長期優良住宅」とは

 

前回の内容は

 

従来の

新しい家を建てては壊し、建てては壊し、のサイクルでは

環境にも悪く、

ローンから抜け出せない住まい手にとっても

本当の豊かさというものは享受できないのではないか、

 

そして

その負のサイクルを断ち切るには

「資産価値の高い家」をつくる必要がある、

 

というものでした。

 

資産価値の高い家とはつまり、中古でも売れる家のこと。

 

その条件は数多くあると思いますが、

今回は

安全性、耐久性、普遍性などを

客観的に証明できる

「長期優良住宅」についての話です。

 

今回は

いつものこちらの本と

 

 

sanbiki1

 

「家、三匹の子ぶたが間違っていたこと」

著者 田鎖 郁男、金谷 年展

発行所 ダイヤモンド社

2007年11月8日 第1刷発行

 

同じく田鎖氏の著書である、

 

そうか本

 

「そうか、こうやって木の家を建てるのか。」

著者 田鎖郁男

発行所 株式会社小学館

2011年2月27日 初版第1刷発行

 

こちらの本を参考に

まとめさせていただきたいと思います。

 

 

 

「長期優良住宅」とは、その字の通りで

「長期にわたって価値の減ることのない良い家」という意味です。

 

 

終戦後たくさんの家をつくっていた日本ですが

 

2006年6月施行の「住生活基本法」で

量から質への転換を明確に打ち出し、

 

同年9月には

「50年後には住宅の平均寿命を200年までのばすことを目指し、”長寿命住宅”の普及策にのりだす」

という、政府与党の動きが読売新聞に掲載され、

 

そして

 

2009年6月

 

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」

 

が施行されました。

 

これは

「長期優良住宅」と認定されれば

税制面などで優遇される、というものです。

 

「良い家である」という客観的証明になり

国のお墨付きもあるということで

資産価値も高まります!

 

ただ、この「長期優良住宅」、

高い技術と豊富な知識がもとめられますので

だれでも簡単に建てられるわけではありません。

 

クリアしなければならない基準がたくさんあります。

 

①劣化対策

②耐震性

③維持管理・更新の容易性

④可変性

⑤バリアフリー性

⑥省エネルギー性

⑦居住環境

⑧住戸面積

⑨維持保全計画

 

などです。(④⑤は共同住宅の場合のみ)

 

しかし!

建てるときの数百万円の違いで

資産価値が数千万円もかわることも!!

 

ちなみに

 

平成26年でいうと

 

戸建住宅総数 410691件に対し

 

長期優良住宅認定数 97526件

(NCN 勉強会資料より)

 

24パーセントほどしか、認定を受けていません。

 

国の政策も今後また進み、

これからますます注目されていくであろう、「長期優良住宅」。

 

ひとりひとりが豊かになれば

国も豊かになります。

今後の日本の社会のためにも

「長期優良住宅」は、さらに重要になっていくはずです。

 

 

資産価値に関連して、

次回は「スケルトン・インフィル」についてです!

 

sanbiki1

 

「家、三匹の子ぶたが間違っていたこと」

著者 田鎖 郁男、金谷 年展

発行所 ダイヤモンド社

2007年11月8日 第1刷発行

 

そうか本

 

「そうか、こうやって木の家を建てるのか。」

著者 田鎖郁男

発行所 株式会社小学館

2011年2月27日 初版第1刷発行

 

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