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フィールドワーク①圧巻のハンス・ウェグナー展
昨年の9月に行った、
ポール・ケアホルム展。
(このとき→https://shima-kensetsu.co.jp/spot/12466)
織田さん(椅子の研究者!)がコレクションしている、
ポール・ケアホルム(デザイナー)の椅子を展示している企画展でした。
今月のフィールドワークでは、
同じく織田さんのコレクションから、
ハンス・ウェグナーの椅子を集めた、ハンス・ウェグナー展へ行ってきました。
※ちなみに織田さんは1400以上の椅子を保有されていて
そのうちウェグナー作品だけで180脚あります・・ちょっともうよくわからない・・


今回の会場は渋谷ヒカリエのヒカリエホールですが、
なんと、会場設計は
ポール・ケアホルム展と同じく、田根剛さん。
これはこれはもう行く前から期待大~!
そして、実際に行ってみて、期待以上の空間~!!!
これまでいろんなデザイナーさんの企画展を訪れましたが
椅子をこんなにドラマチックに見ることができるのは
田根剛さんの演出だけだと感じます。



ウェグナーといえば・・”ザ・チェア”。
1949年に発表されたもので(当時の名称はラウンドチェアJH501/JH503)
その後1960年の大統領選の討論会で、ケネディ大統領が座っていたことで有名になり
今は北欧デザインの象徴に。
笠木のV字の継ぎ方にも、ウェグナーさんの考え方や職人魂が表れている~
そして、ザ・チェアの翌年1950年に発表したのはYチェア(ウィッシュボーンチェアCH24)
立て続けに、今日まで皆が知っている名作を出しているのがすごい笑


Yチェアで使われているペーパーコードの長さは120mあって
熟練の職人さんが1時間以上かけて編んでいる、
ということを初めて知りました。
立て続けに名作出してすごい~と言いましたが、
ウェグナーさんは生涯で500脚以上作っているので・・
そもそもそれが驚き( ゚Д゚)
家具職人人生は14歳でドイツ人家具屋に弟子入りして始まります。
写真↓右側の、グレーの椅子は、17歳の時に初めてつくったもの!(ファーストチェア)

木工のマイスター資格を得て、兵役を経て
ようやく専門の学校に入学でき、
その2年目に制作したのが左側の椅子(セカンドチェア)。
卒業して少ししてから
オーフス市庁舎の家具設計をし(ここでアルネ・ヤコブセンも登場!)
結婚して
ヨハネスハンセンと契約して
フリッツハンセンと契約して
カールハンセンと契約して、、、、、、
って、ハンセンって名前デンマークに多すぎや。
という、ウェグナーさんが92歳で亡くなるまでの
人生を追っていける展示もとても良かったです。
※ザ・チェアはヨハネスハンセン社に提供したものなのでJH、
Yチェアはカールハンセン社に提供したものなのでCH、というように
社名のイニシャルが椅子の名称になっています。
※ヨハネスハンセン社はのちに閉業し権利の全てはPPモブラーに移ったので
現在ではPPモブラーがザ・チェアを製造しています。
そしてそして、
ウェグナーさんのラウンジ系の椅子の中で
やっぱり気になるのはベアチェア!
CH78、ママ・ベアチェアです。

展示室を出たところのショップにも置いてあったので
座ってみたよ~~~(≧▽≦)嬉
アームに足のっけてくつろいだりできる(ウェグナーさんも晩年まで愛用していた)けど
さすがにショップの売り物でそんなことはデキナイ。
はあ~~~~、、、いいなあ。すごいな~~

展示のボリュームがとにかくすごくて、
どの椅子も間近でじっくりと見ることができるので
とても見ごたえがありました。
もう一度行きたいくらい・・・
田根剛さん設計の展示会場も、本当に素敵で、完全にファンです。