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キーエンス解剖⑩ 考え抜かれた評価制度 30/50
会社のパフォーマンスを最大限に上げるには
なんといっても
社員一人一人の
モチベーションと向上心が大事
その基本になるのが
業績の評価制度
キーエンスの場合
この評価制度も
考え抜かれた
仕組みを採用している
1)結果よりプロセス重視
「どういうアクション」を取っているかを重視
営業であれば
・訪問回数
・デモの回数など
若手ほどアクション重視
つまりどんなアプロ―チをしたか、しているかで評価する
業績賞与のおよそ半分が アクションによる評価
残りの半分が 成果による評価
結果が出るまでの間アプローチを重視する
そしてその評価は年次を重ねるにつれて
業績評価の比重が高まってくる
先ずは人が育つ環境を整える
2)営業利益の15%程度は社員に
業務賞与として還元
⇒これは結果的に社員一人ひとりが会社の利益を考え行動する
まるで一人ひとりが社長になったように考えるようになるという効果がある
会社として最も意識してもらいたい数字を
評価の基本数字とすることで
社員一人ひとりが、キーエンスの場合「営業利益」を意識することになる
今日の自分の営業成績も大事だが
会社全体のパフォーマンスも大事というメッセージが
一人ひとりに浸透する
3)賞与の支給は年4回
業績の変化を肌で感じ取ってもらうために
賞与は年四回支給
会社が健全に発展する
その大きな柱が人事制度
その会社の内容に応じて
人事制度、評価制度はじっくり考える必要がある