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階段の改修・モルタルはやめた方が良い
先日、他の棟でやったばかりですが・・
ふたたび、アパートの階段を工事しました。
30年近く経つ建物ばかりなので、
次から次と同じタイミングで改修が必要になります。
しかし今回はちょっと大がかり。
柱がもうこんなにぼろぼろだったので
踊り場部分をまるっと架け替えでした。
これは、踏板や手摺だけの交換と比べると
格段に大変な作業になります。(=金額も高い)
↑踊り場の鉄板もぼろぼろ。
踊り場の上はモルタルで仕上げてありましたが
それが仇となってしまいました。
モルタルは年数が経つと亀裂が入り
そこから水が入っていきます。
でも乾燥しにくいので、鉄を腐らせてしまいます。
アパートの階段たくさん見ていますが、
モルタルを敷いていないタイプの方が断然状態が良いです。
また、今回のような工事の際に、
鉄の部材だけでなくモルタルの解体・撤去作業が必要になるので、
改修費用のコストアップにつながります。
たったこれだけの面積でもかなり大量のガラが出ていました・・
↑塗装前ですが、しっかり頑丈・新品の階段になりました!
鉄骨階段を架け替えると、建物本体よりも耐用年数が延びるので
「寿命のタイムラグが生じる」とも言われます。
ですが、階段の崩落事故だけは絶対に避けないといけないので。
建物の方もしっかりメンテナンスをして、どちらも寿命を延ばし
末永く現役で稼働してもらうのが良いのかと思います。
(そのためにはアパート周辺の人口増加or維持も必要となるのですが・・)
階段の改修、まだまだ他の棟でも続きそうです。