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キーエンス流情弱経営⑤ 経営理念を浸透させる仕組み 15/30

経営理念が

浸透し

全社員が同じ方向を向けば

会社が強くなる

これはわかりきったことだが、

なかなか考え方を統一するのは難しい

皆で経営理念を読み上げたとしても

そう簡単には

 

いかない

 

でも

 

キーエンスでは「経営理念」の浸透も

 

仕組で解決している

 

 

キーエンスの理念は

 

「最小の人と資本で最大の価値を上げる」

 

つまり労働生産性の最大化

 

という理念がある

 

これは唱えているだけではなかなか実現しない

 

ではどうしているかというと

 

「労働生産性を最大にする」という経営理念

その浸透のためのしくみとして

 

⇒「時間チャージ」という考え方を導入している

「時間チャージとは」

 

社員の能力を反映した職能資格等級ごとに

例えば

 

5等級なら2万円

6等級3万円

 

とひとりが一時間に出すべき価値を数字で示してしている

 

何か仕事をするたびに

時間チャージと比較して

「これは時間チャージを超えている仕事なのか?」

と判断する

 

例えば

文書をシュレッダーにかけるという仕事があるとする

機密処理溶解サービスが一箱1500円だったとすると

 

仮にAさんがシュレッダーでそれを処理する場合

 

1回20分処理量は1箱の10分の1

Aさんの時間チャージはAさんの時給1875円の3分の1で625円になる

 

対して溶解処理した場合

1500円で1/10だから

その費用は150円

 

こうなると溶解処理を依頼して

 

Aさんは別の業務をするほうが労働生産性が高い

 

この考え方

 

教えようと思うと難しいが

 

時間チャージ問う考え方を浸透させれば

 

簡単に判断ができるようになる

 

自然に

 

より生産性の高い働き方をしようと考え

業務内容を改善しようとする

 

口酸っぱく説いて聞かせるより

仕組みで解決する

このほうが実現性が高いし

 

継続力がある

 

 

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