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確率思考の戦略論⑨ マーケティングコンセプトをつくる3つの要点 9/30
前回までに
強いブランドを作るための
「ブランド設計の仮設」をやってきました
今回は
マーケティングコンセプトを作るうえでのポイントを話していこうと思います。
ブランドの設計図は⇒消費者の脳内に描きたい最終的な絵
そのままを消費者に見せても消費者はピンとこない
消費者に分かるものに翻訳する必要がある
消費者の頭の中に正確にインプットするための道具が必要
それがマーケティングコンセプト
ブランド活動のために作り出す消費者との接点
そのあらゆるものが
⇒マーケティングコンセプト
それによって消費者はブランドエクイティを実感する
⇒だから
プレファレンスの最大値はマーケティングコンセプトで決まってくる
コツその1
本能にぶっさす
脳内の三つのチェックポイントをいかにクリアするか
システム1
①重要性の関門 自分にとって需要か?
②好意度の関門 好きか嫌いか?
システム2
③納得性の関門 ほんとうに大丈夫か?
①と②は脳のなかで
直観的で速い判断をつかさどる部分で行われるそれも瞬間的に
これがシステム1
でも何かが引っかかったり
重要な問題であったりすると
システム2 ③の納得できるかが発動する
この三つの関門を突破するために有効なのが
「本能を刺すように飛んでくる価値」
となる
空腹時に目の前にステーキを用意されたり
コツその2
文脈を操作
自分たちのブランドの勝ちをより高く評価してもらいやすい文脈
⇒これを消費者の脳内に創作させる
プロポーズを考えてみる
工夫して段取りする⇒これが文脈の設定
「結婚してください」という言葉をどういう文脈で伝えるか
それによって受けてのインパクトが変わってくる
1)価値を高めるシーンを設定
2)消費者のインサイト(消費者の隠れた真実)をつく
3)消費者の眼鏡(≒期待値)を変える
以上三点が大事
コツその3
脳内記号を活用
脳内記号とはすでに消費者の脳内にあるもの
⇒これによって格段に本能まで貫通しやすくなる
例としては
うどん⇒こしがある
パスタ⇒もちっと
人間というものを理解して
その人の脳にいかにメッセージを理解させるか
そのための技術 これがマーケティングコンセプト