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確率思考の戦略論⑥ 強いマーケティングコンセプトをつくる 6/10
では
強いマーケティングコンセプトをつくるためには
どうすればいいか?
一例としてコンセプチュアルセルという魔法
ウイスキーをロックで飲む人に対して
「この氷はちょっと違うんだよ
南極の永久氷壁から削り出した氷だから
普通じゃないよ」
といってから
飲み物を渡す
すると
「うまい、違うすごい」という反応
実際は普通の水道水なのに
これだけの反応を導き出すことができる
人間の知覚は認識によって大きなバイアスを受ける
ここがマーケティングコンセプトの一つのポイント
強いブランドエクイティをつくるには
例えば「メルセデスベンツ」
頭の中にイメージが出来上がっている
例えば
高級外車
三ツ星エンブレム
頑丈そう
お金持ちなどなど
これがブランドエクイティ
その中でも
消費者が購入を決めるときの決定的なエクイティ
それを
「戦略エクイティ」と呼ぶ
マーケティングコンセプトで重要な目的は
⇒「この戦略エクイティを消費者の脳内に構築すること」
だからブランド同士は
そのより重視される価値を激しく奪い合うことになる
消費者=お客様+まだ顧客化されていない膨大な可能性
と定義
ここが重要
消費者全体の課題やチャンスを考える視点を持つ
自分の消費者の本能が強く欲するもの
に対して「仮設」を持つ
そこからブランドに必要な戦略エクイティを選ぶ
そこで初めてマーケティングコンセプトを考える段階になる
マーケティングコンセプトの究極の目的
⇒中長期にわたる競争優位をつくる
「価値」を自ブランドの戦略エクイティとして構築
まずは
そのブランドエクイティを明確にすることから
競争を有利にする強いブランドの設計が大事