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プロデューサー、つたじゅう
トーハクで開催している、蔦屋重三郎展。
私はべらぼう観てませんが、面白かったです。
蔦重のプロデュース力とセンスがよくわかります。
売れる本をばんばん出して、
狂歌も盛り上げて、
錦絵や役者絵などの浮世絵も企画して売り出し
次から次へと江戸のトレンドをつくっていった人。
十返舎一九、曲亭馬琴、喜多川歌麿、写楽、葛飾北斎・・・
教科書にも載っていて、絶対名前聞いたことあるという有名どころの作家さんたち、
売り出したのは蔦屋重三郎だというんで、驚き~
今回ゲットしたポストカード3枚。
★下→歌麿を売り出すために狂歌の挿絵に起用し
それぞれのテーマ(虫・貝・鳥)に合わせた作品をつくらせたときの。
★左上→歌麿(作者)のサインの上に蔦重(版元)のマークいれちゃった、で有名なやつ。
★右上→写楽の役者絵。ちなみにこれは、金銭を奪うために襲い掛かろうとしている悪い人(の演技)。
写楽は10か月間で140点を超える作品をつくり
その後忽然と姿を消したというのがなによりも衝撃でした・・どういうこと!
喜多川歌麿のサインの上に蔦重のマーク(蔦の葉+富士山)。
普通は、絵師のサインの下に版元のマークを入れるみたいですが。
この企画(遊女の1日のルーティンを描く)はオレ主導だ!的なアピールだったとか。
でも、このあとくらいから、
歌麿は他の版元のところから、たくさん出版するようになります。
やっぱり気分悪かったのか?
そういった人間ドラマが伺える作品って面白い。
・・のでこのポストカードを購入しました。笑
江戸時代のこういった絵画は
線が本当に細かくて、彩色も凝っている。
着色のために高価な宝石を使っているものはキラキラ光っていたりする。
しかも一点ものじゃなくて、印刷して大衆に売っていたんだから
それって信じられないくらい高い技術力ですよね!
日本、すごい・・・って思えます。
トーハクでは浮世絵展も開催しているようでしたので、ぜひぜひ。