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「熟達論」⑧ 第五段階 「空」とは 28/30
「心」の段階に到達すると
気持ちよく技能を駆使うできているはず
「扱う自分」は意識している自分
「扱われる自分」は無意識の自分
「扱われる自分」の側に自分を制限する意識があるとしたらどうだろう
思い込みが変わると
記録が出るようになるのはなぜ?
「当たり前が変化したから」
その自分の中にある壁をどう打破するか
その方法は
意識する自分を消してしまうこと
無我夢中になり
環境と自分が自然に連動している状態
これが最終段階の「空」
自分の意識で体の隅々まで完全にコントロールすることを目指してきたが
⇒究極の走りとは「従えるはずの体が主役にになりコントロールする側の自我が消えた」状態
その時最大のパフォーマンスがでる
「空」とは価値観から解き放たれた世界
そこには評価はなく行為のみが存在する
「心」で中心を手に入れたが
「空」ではその中心すら手放してしまう
「ZONE」の世界
共通しているのは
・時間間隔の変容
・感覚の細分化
・自分主体でなくなる
熟達への道のりを経て
また遊びに戻っていく