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決算書×ビジネスモデル大全② コメダコーヒーの秘密 12/30
決算書から見る
ビジネスモデル
「決算書×ビジネスモデル大全」の第二回は
コメダコーヒー
この店も
なんだか勢いがある
食べ物も大きく
コーヒーその他の飲料も量が多い
そして
回転率を上げるというより
長居してもらうことを意識している
郊外にある大型店
というイメージだが
数字から見てみるとどう見えるのか?
まず
このコメダコーヒー
コロナ禍でも
売上高
営業利益率
驚きの 20%を確保している
他の飲食店が減収減益だったのに何故?
まずP/L
売上収益 288億
原価 184億(原価率64%)
販売費 46億(販売比率16%)
営業利益 57億(営業利益率20%) 高水準!!
売上がさがっても(コロナ禍で)
利益率が下がらな
その秘密は
コメダコーヒーは
フランチャイズモデルを採用しているところにある
コメダコーヒーの本店は
売上高が
ほぼFC店に対する
食材などの「卸売売上」で占められている
店舗で発生する
人件費、賃借料などの
販売コストは
⇒FC店側のコストとなるので
コメダ側のPLには反映されない
この結果
原価率が高く、販売比率が低い
PLになっている
コロナ禍で高利益率を維持できた理由
をまとめると
①コスト構造が変動費型なので 売上が変化しても利益率は安定している
②店舗が郊外型立地の為
元々 客席の距離に余裕があり
客数の減少に歯止めがかかったこと
③コメ牛などのヒット商品
コメ牛とは⇒牛カルビ肉と千切りキャベツをサンドしたハンバーガー
⇒これが新たなファンの獲得につながった
などがある
コメダコーヒーのビジネスモデルの秘密は
フランチャイズ型にある
だからこそ
利益率が安定している
店舗経営は
フランチャイズオーナーにまかせ
本店は
安心して
商品開発
に集中できる
安定と同時に
めんどくさいこと
苦手なことでなく
得意なことに集中して資源を投下することで
結果として上手くいっている
それが秘密のようだ
もうけを意識してなんでもかんでも自分でやろうとせず
得意分野に集中する
ビジネスモデルがはっきりしていて
それを守り続ける
上手くいっている会社の特徴だ!!