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リノベーションは家賃を上げるためだけではない 賃貸住宅新聞より 8/20
2026/10/15今回気になったのは、
リノベーション後の住戸が短期間で成約し、
従来より家賃を3万円上げることができた
という記事です。
朝日リビングが改修した住戸では、
完工後約1カ月で成約し、
改修前と比べ賃料が
約39%上昇
したと紹介されています。
賃貸住宅では、築年数が古くなるほど家賃が下がるという考え方が一般的です。
確かに建物は古くなります。
しかし、住む人が見ているのは築年数だけではありません。
部屋に入った瞬間の明るさ。
収納の使いやすさ。
照明。
床や壁の素材。
キッチンの位置。
家具を置いたときのイメージ。
そうしたものが変われば、
同じ建物でも感じ方は大きく変わります。
私はリノベーションを
「古くなったものを新しくする作業」
と考えない方が面白いと思っています。
本来は、その部屋が持っている
可能性をもう一度考え直す仕事
ではないでしょうか。
間取りを全部壊す必要はありません。
照明を変えるだけでもいい。
収納を一つ増やす。
壁を一枚なくす。
色を変える。
視線の抜けをつくる。
小さな変更でも、
暮らし方が見えるようになると印象は大きく変わります。
当然、工事費をかければ家賃が必ず上がるわけではありません。
だから重要なのは、費用ではなく
「何を変えるか」
です。
築年数は戻せませんが、
住みたいと思われる理由はつくり直すことができます。
賃貸住宅を長く持つなら、新築時の完成度だけでなく、10年、20年後に
もう一度企画し直せる余白
も大切なのだと思います。