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専有面積だけで住宅の豊かさは決まらない 賃貸住宅新聞より 7/20
2026/10/10今回気になったのは、
コスモスイニシアが
展開するコリビング賃貸「nears」
の新しい物件です。
コリビングとは、個室を持ちながら、キッチン、ラウンジ、ワークスペースなどを入居者で共有する住まい方です。
同社はシリーズを拡大し、
セカンドハウスとしての利用
なども想定しています。
住宅を見るとき、私たちはまず専有面積を見ます。
20㎡より30㎡。30㎡より40㎡。
広い方が豊かだと考えるのは自然です。
しかし実際の生活では、
一人で毎日使わない空間もたくさんあります。
大きなダイニング。
仕事をする机。
来客用のスペース。
少しゆっくりできる場所。
それを全部自分の部屋に持つのではなく、
必要なときだけ共用部を使う
という考え方もあります。
面白いのは、これは単なる面積の節約ではないことです。
共用部に少し質の高い家具や照明を置く。
外の景色を楽しめる場所をつくる。
仕事と食事の場所を分ける。
そうすると、小さな個室でも
生活全体としては豊かに
なる可能性があります。
一方で、共用部はつくるだけでは機能しません。
使いたくなる動線、
居心地、
距離感、
管理の方法まで考える必要があります。
これは賃貸住宅の設計が
「住戸を並べる仕事」から
「建物全体の体験をつくる仕事」
へ変わっているということなのかもしれません。
専有面積の数字だけでは測れない豊かさを、どうつくるか。
これからの賃貸住宅を考えるうえで、とても面白いテーマだと思います。