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「一人親方のための家」という発想 賃貸住宅新聞より 6/20

2026/10/05

今回気になったのは、

一人親方をターゲットに空き家

を再生したという記事です。

 

 

オリエンタル・サンでは、古い店舗併用住宅を、

 

職人などの一人親方向けに改修。

 

一般的な住宅として募集するのではなく、

 

仕事と暮らしを組み合わせる人に対象を絞ったところ、

 

短期間で成約したと紹介されています。

 

 

私は、この

 

「誰のためにつくるかを先に決める」

 

という考え方が面白いと思いました。

 

 

賃貸住宅を企画するとき、

 

なるべく多くの人に嫌われないもの

 

をつくろうとしがちです。

 

 

白い壁、一般的な間取り、無難な設備。

もちろんそれには大きな安心感があります。

 

 

一方で、万人向けを目指すほど、

 

その建物にしかない理由は薄くなってしまいます。

 

 

仕事道具が多い人なら大きな収納が必要です。

自転車が趣味なら室内まで持ち込みたい。

ものづくりをする人なら、多少汚しても構わない作業場所が欲しい。

 

こうした具体的な生活を思い浮かべると、必要な空間は自然に変わってきます。

 

 

面白いのは、

 

ターゲットを狭くすることが、

必ずしも市場を小さくするとは限らない

 

ことです。

「これは自分のための家だ」

と感じてもらえれば、家賃だけで比較されにくくなります。

 

 

賃貸住宅が余る時代には、「誰でも住めます」よりも

 

「こういう人に住んでほしい」

 

という方が、むしろ強い商品になることもある。

建築企画とは、形を考える仕事であると同時に、そこにいる人を具体的に想像する仕事なのだと思います。

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