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野池学校に参加しました。
2016/11/117月から始まり、毎月1回東京(新橋)で開かれていた
野池学校が、昨日で終了しました。
野池政宏氏による、住宅の温熱環境と省エネについての勉強会です。
(前回の話→★)
昨日の内容は、算定プログラムをつかっての光熱費シミュレーション。
”こういう設備でこういう間取りだと、こうなる”、というような具体的な結果が
見えるので、実際の生活をイメージできておもしろかったです。
生涯コストなども計算してみました。
パッシブデザイン(採光や通風を考えた設計)で、尚且つ太陽光パネルをのせた場合、
最初の建築費用やその後のメンテナンス費用などを差し引いても
将来的には〇〇〇万円得をする!みたいな、そんな結果が出ました。
ちなみに、パッシブデザインに関連してこんなお話しも。
南面の窓を大きくしたい、とします。
窓を大きくするということは、窓から入る日射量が増える。
と同時に、その家の熱の逃げる量も増える。(窓の断熱性能は壁よりも断然小さいので)
冬で考えると、
「窓を大きくして窓から太陽の熱を取り込むべきか、
それとも窓ではなく壁にして熱が逃げるのを防ぐべきか」という問題になります。
窓と壁、どちらを優先した方が光熱費がおさえられるのか?
結果は、「窓」でした。
計算プログラムを使って検証すると、窓を大きくした方が暖房費が減ったそうです。
(反対に夏は日射熱をとりこむことが冷房負荷となるので
窓の外のオーニングやすだれや樹木などで、日射を遮りましょう)
その他にも省エネにつながるいろいろなお話しを聞くことができました。
全5回の講義、とても有意義な勉強会でした。
ここで学んだことを生かしていきたいと思います。