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会社の数字の基本 PL編 40/50
投資は大事
そのためには
基本が大事
そこで今日は
損益計算書の基本について
仕組みはいたって簡単
基本は足し算引き算だけ
単語が一見難しそうにみえるだけ
例を挙げると分かりやすい
例えば
コーヒーだけを売っている喫茶店
さて
まず最初の数字は
①売上
販売数×単価
仮に一年間で1000杯
単価300円で売れたとすると
売上は
1000×300=300,000円
②原価
これは一杯当たりの原材料費
仮に150円とすると
1000×150=150,000円
③粗利益(売上総利益)
これは一年間の一番単純な利益
つまり商品の利益はいくらか?
当然①-②=150,000円
④営業利益
③の粗利益から
その事業を運営するために必要だった
経費を差し引く
人件費
販売費
管理費など
仮に
人件費で100,000円
経費で10,000円かかったとすると
150,000円-100,000円-10,000円=40,000円となる
⑤経常利益
営業外の利益を加え
営業外の費用を差し引く
主に
余ったお金を
定期預金などで運用した
利息を加え
借入金などの利子を差し引く
つまり
この会社が正常に運営された場合どれだけの利益がでたかということ
利息の収入が1000
利子の支払いが6000円だったとすると
40,000+1000円-6000円=35,000円となる
⑥税引き前当期純利益
会社が正常に運営された場合は
経常利益の⑤となるが
不測の事態も発生する
台風や地震の被害
など
例えば
台風でお店の修理に5000円かかったとすると
35,000円-5000円=30,000円となる
⑦税引後当期純利益
⑥の利益に税金がかかってくる
仮に40%税金だとすると
税額は30,000×40%=12,000円
30,000円-12,000円=18,000円となる
株主の配当は
この税引き後当期純利益の18,000円から支払われる
とややこしいようだがやっているのは引き算だけ
だがそれぞれに意味がある
ザックリ見ると
まず最初に支払われるのは
従業員の給与などの人件費
そのあと
銀行への利息が支払われる
そして国に税金が
最後に残った部分から株主に支払われる
と
大まかな仕組みがわかると
「経費で落とす」ということの意味が見えてくる
それぞれの立場での行動原理もわかってくる
大事なのはまず単語を理解すること
単語の理解から
見える世界が変わってくる
「貧乏父さん金持ち父さん」にも書いてあった