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インテリアの色を決めるとき
2016/09/16先日、自宅のリビングルームを模様替えしました。
新しいラグを敷き、一角にキッズスペースをつくっただけなので
模様替え・・とは言わないのかもしれませんが、
全体のカラーイメージと配色のバランスを考えて決めたラグによって
昨年買い換えたカーテンとソファーカバーが、急にしっくりときて
思った以上に素敵な出来栄えとなりました。
部屋のイメージを変えたい、模様替えをしたい、というとき
もうすでに既存の家具や部屋の内装のカラーというのは決まっています。
(DIYで色を塗りなおしたり、壁紙を替えたりすれば別ですが)
つまり、かなり制約がある状態で
「替えたい部分」「新しく取り入れたいもの」などを考えなければいけないのですが
それは意外と、 ”イチから好きなように考えていい” という場合よりも決めやすいのではないかと思います。
なにはともあれ、
色彩をしっかりと計画することは大切なのだと改めて感じました。
そして、部屋が素敵になると本当に気持ちよくて
それだけでなんだか元気になりますね!
生活空間から得られるパワーはすごいな、と思い知りました。
ところで、今回のテーマの「色彩計画」ですが
インターネットで「インテリア カラー」などと検索すると
基礎知識から専門的なことまで詳しく書いている記事がたくさん見つかります・・!
ですので、「ちょっとした模様替えの時にとりあえずこれだけは」という
一番の基本だけ挙げます。
1.まず、配色を考える時にはこちらを意識してみると良いです。
ベースカラー →壁や床など、大部分を占める、基本となる色。
メインカラー →家具やカーテンやラグなど、全体の印象を決める色。
アクセントカラー →小面積に使う色。全体を引き締める効果。
2.配分は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5% を目安に。
3.この大きく分けた3つの色を、相性の良いもの同士でまとめれば間違いなし。
ちなみに先ほどお話しした私の自宅のリビングは
ベースカラー →アイボリー
メインカラー →ブラウン
アクセントカラー →グリーン
と、ざっくりと分けるとこうなります。ザ・定番!という感じです。
施工例を参考にみてみると
全体を白く明るくし、ダークブラウンで引き締め。
シンプルモダンです。
白と茶色に、アクセントでイエローを。
木の色のベースに白いメインカラーです。
巻き上げている状態なので見えにくいですがロールスクリーンのストライプ柄がアクセントです。
白×茶×緑×黄色
白と明るいブラウンの組み合わせがナチュラルです。
色の数をおさえてすっきりと見せる引き算のコーディネートもあれば
いろんな色を使ってそれでも全体をまとめあげる足し算のコーディネートもあります。
ただ、たとえばカーテンやラグの色で少し迷ったときなど、
室内の色をベースカラー、メインカラー、アクセントカラーと分けてみるだけで
しっくりとなじむものを選びやすくなるのではないかと思います。