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【インテリア】カーペット・ラグ

2016/08/26

今回のテーマは「カーペット・ラグ」です。

 

カーペットとラグの違いは

大きさ(ラグは小さい)や、

部屋全体に敷き詰める(カーペット)か部分使い(ラグ)か、

と言われますが、その区別は国によっても異なり、曖昧なようです。

 

みなさまはカーペットやラグをお使いでしょうか?

 

インターネットなどでみてみると、

フローリングなどの床の上に、敷物を敷くかどうかは意見が分かれるところです。

 

・冬は敷いているが夏は暑苦しい印象なので使わない。または夏用のものに替える。

・せっかくのフローリングなので、そのままが気持ちがよいので何も敷かない。

・せっかくのフローリングに傷や汚れがついては困るので敷く。

 

使うor使わないの理由としては

・ダニなどが気になるので敷かない。

・防音効果が必要なので敷く。

なども。

また、当たり前ですが、単に見た目の好き嫌いとして、

あった方がおしゃれorない方がすっきり、などにも分かれます。

 

というわけで、カーペットやラグを使用するかどうかは

その方の好みによるものですので特にどちらかをお勧めすることはできません。

 

ただ、今回のテーマは「カーペット・ラグ」ですので、そのお話しを。

 

すでに挙げられていますが

カーペットやラグを敷くメリットとしては

 

・防音効果

・断熱効果

・クッション性を得て気持ちがよい

・インテリアとして、見た目がの印象がより良くなる

・床の保護(ただし、製品や使い方よっては逆に傷めるものやカビの原因となることもある。)

 

そして選ぶポイントは

・素材、織り方、パイルの長さや密度

・色、形、大きさ

などが挙げられます。

 

床に敷くものとしては、カーペット・ラグ以外にも

ジョイントマットや、茣蓙(ござ)などもあります。

また、カーペットといっても、

ウッドカーペットやコイルカーペット、畳調など

今はさまざまな質感がのものがあります。

綿や麻素材のものは、夏も暑苦しさを感じないですし

ナチュラル志向の方からの人気も高いかと思います。

 

そして一般的に「カーペット・ラグ」と聞いて思い浮かぶような

パイルが織り込まれて(または刺し込まれて)いる敷物ですが、

その歴史は大変古く、紀元前2000年ごろのエジプトで最古のパイル織物が作られていたようです。

そして、中東やヨーロッパでその技術は発展していき

また、日本でも江戸時代からパイル織物がつくられ始めました。

 

さてそのカーペット(ラグ、絨毯)ですが

歴史が長いぶん製造法もいろいろあります。

そのなかでも、購入にあたり知っておきたい織り方の種類をまとめてみました。

 

緞通(だんつう)

 

最高級の手織りカーペット。たて糸にパイルを一本一本手で結んでいく。

 

ウィルトンカーペット

 

イギリスのウィルトン地方ではじめられた機会織りカーペット。

 

アキスミンスターカーペット

 

ウィルトンカーペットと同じ製法で、さらに多色使い、複雑な柄を可能にした。

 

タフテッドカーペット

 

20世紀初頭、アメリカで開発された大量生産方式。織るのではなく、布にパイルを刺し込んでいく。

 

 

緞通は、定かではありませんが紀元前10世紀頃、今のイランのあたりで始まったそうです。

ペルシャや中国など有名ですよね。

日本にも、九州の鍋縞緞通をはじめ各地で織られています。

 

ウィルトンカーペットや、アキスミンスターカーペットは

明治から大正の頃にはすでに日本に輸入がはじまりました。

織り込まれているので、パイルが抜けにくく丈夫で耐久性に優れています。

 

タフテッドは、生産能力がとても高く、カーペットの主流です。

 

この、織り方の種類の他にも

パイルの状態(ループの状態か、カットされているか)

パイルの長さ、も表面のテクスチャーに大きく影響します。

パイルの素材は、絹やウールなどの動物繊維や、

アクリル・ポリエステル・ナイロンなどの合成繊維があり

その素材によっても質感が変わります。

 

そして特に、緞通やウィルトンカーペットなどの”織物”で

もうひとつ大事なことは、

その密度です。

 

結び目の数が多いほど密度が高く高級ですし

柄や色の印象など見た目も変わります。

 

たとえば、”インターネットでウィルトンカーペット買おう”という時など

写真だけで質感を判断することは難しいので、

記載されている「ノット数」というものを確認してみてください。

ノット数とは”1㎡あたりの織目の数”です。

かなり幅があり、10万ノット以下のものから70万ノット以上のものまであります。

 

 

長くなりましたが、

ひとことで「敷物」といってもその種類は無数にあり

自分に合ったものを選ぶことは簡単ではないですが、楽しいですね。

色彩の話などはまた次回に載せたいと思いますが、

 

カーペットの色に関しては、たとえば

・部屋の中で大部分の面積を占める場合は、アクセントカラーではなくベースカラーとなるような色を選ぶ

・明るい色は空間が広く感じる

・カーペットが暗い色なら、壁やカーテンや装飾など視線が上にいくものほど明るくしていくとバランスが良い

などが基本なのかな、と思います。

 

 

カーペット類のお手入れは

やはりこまめに掃除機をかけることが大事ですのでしっかりと掃除をしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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