前回までのあらすじ

事務所の壁にデジタルプリント壁紙を貼ったらどうなるか！？

その壁紙にするための写真・画像データを

アドビのfotoliaで探すことになった！

 

デジプリ実験物語①コトのはじまり

デジプリ実験物語②旅のはじまり

デジプリ実験物語③道が開けた

 

fotolia　→https://jp.fotolia.com/

 

fotoliaにはたくさんの写真・画像データがあります。

検索ボックスに「街」とか「森」とかキーワードを入れれば

それに関連した画像がばーっと表示されます。

横向きとか縦とか、色など指定して絞り込みもかけられます。

イラストなどのデータはベクターで絞り込んでおくと、

大きく印刷したとき画像があらくなりません。

 

3500万点以上の画像をもつfotolia。

 

まるで画像データの森に迷い込んだよう…

この中から理想の画像を探し出すのはけっこう大変。

ありとあらゆる検索をしました…

ちなみに、検索の単語を英語で入れた方が

たくさん表示される気がします。

（「街」じゃなくて「city」とか）

 

で、どんなに探しても、意外と、、、ないんですよね～。

その理由はこちらの条件が厳しいからかもしれない。

 

条件１、色調

（インテリアに合うグレー系＆原色のアクセントほしい）

 

条件２、奥行がある構図

（手前と奥の差がはっきりしているもの）

 

条件３、施工予定の壁にある、

建具と換気口が影響しない柄・構図で

 

特に問題はこの条件３です。

どういうことかと言いますと

コレとコレ。

階段下の収納庫の扉と、直径約22センチのまあまあの存在感のある換気口。

すごく……気になる…！

予定では、デジタルプリントで印刷した内装用化粧シートか同じ壁紙を

建具部分にも貼って、壁部分と柄がつながるようにしたい、

つまり扉がなるべく目立たないようにしようと思っています。

でも扉の線にどうしても目が行ってしまうので、

 

それをなんとかごまかせる柄、構図

 

を模索しています。

 

換気口は上からかぶせるわけにもいかないので、

 

なるべく暗い色が下の方にある画像にして、

 

なじませたい。

また、絵のポイントとなる部分に

この換気口が重なってしまわないよう気を付けなくてはいけません。

 

さらに、壁の左側は造作壁で一部途切れたり、棚で壁が隠れるので

 

中心に、焦点やVP(消失点）や

 

フォーカルポイントがある写真・画像、

 

というのが絶対外せない条件になります。

 

以下はfotoliaの画像で、NG＆OK例。

右側にメインの絵柄があって扉と被るのでNG。

 

これも、一番のポイントである”線路の先”(VP)が、

右寄りにあって、それが扉と被ってしまうのでNG。

 

メインの自転車が、棚と造作壁で隠れちゃうのでNG。

 

これはOK。VPが中心にあるので隠れないし、

岩のごつごつ感で、換気口や建具の線がごまかせる。

 

 

と、こんな感じで探していきます。

実際の壁には、右側に窓があって光が入るので、

画像の光が差す方向や絵の重心なども注意して

全体のバランスが不自然にならないように気をつけないといけません。

あと、やっぱり、

インテリアとしておしゃれに仕上がるのか？というのが大事。

 

と、いろいろ考慮すると、そんなに選択肢は多くないです。

「好きな写真をなんでも壁に！」と言っても、

なんでもOKとはならないなあ…

 

まだまだ旅は続く…