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裁判の仕組みを知る!! 21/50

2018/06/13

ドラマでよく見る裁判

だが

実際

その仕組みはあまり知らない

 

 

先週

裁判所を見学

現役の弁護士さんから

裁判の仕組みを教えてもらったので

紹介します

刑事裁判の仕組み

 

【①準備段階】⇒まず準備

 

 

1)検察が事件を起訴⇒裁判所に公判を請求

 

2)裁判所受理

 

3)第一回 公判期日の指定

 

 

 
【②冒頭手続き】⇒裁判を始める前に登場人物とあらすじの紹介

 

1)人定質問⇒被告の名前、住所、職業等で人物を特定する

 

2)起訴状朗読(検察)

 

3)黙秘権の告知⇒質問に答えない権利 答えた場合それはすべて証拠になる

 

4)被告人、弁護士に対する起訴事実に対する認否

 

⇒起訴事実を認めるのか認めないのか

これによってそのあとの審議の流れが変わってくる

 

 

 

 

 

【③証拠調手続き】⇒ここからが本番

 

1)検察の冒頭陳述⇒起訴内容について詳細に語られる

 

 

・「検察官立証」

 

⇒起訴内容について検察は証明する義務がある

 

・起訴内容を確定させるための証拠の提示

 

・被告、弁護人その証拠に対する意見

 

・証拠決定⇒提示された証拠を証拠として採用するか裁判官が決定する

 

・「被告人調書等の請求取り調べ」

 

・「被告人、弁護人の立証」

 

⇒公訴事実を争うなら その証拠

⇒争わないなら  情状酌量のための証拠を提示

 

 

 

2)被告人質問 ⇒事実上の山場

 

 

 

【弁論手続】⇒いよいよ最終局面 判決前に最後何をいうか?

 
1)論告求刑⇒検察から刑が求められる

 
2)弁論⇒弁護人からの弁論

 

3)被告人最終陳述⇒最後に言いたいこと

 

 

【結審】⇒結論

 

 

判決宣告

 

 

 

 

という流れ

ドラマで最も盛り上がるのは

【証拠調手続】ということになる

仕組みを知ると

何をやっていたのか少しわかってくる

なんでも体系をしることが理解への第一歩

 

これでドラマの見方も変わってくる

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